思わぬ落とし穴に注意!
ネット上にひそむ危険から身を守ろう
インターネットにはためになる情報がたくさんある一方、あなたが思いもしない情報に出会ってしまうことがあります。その中には子供が見ないほうがよいものや、かかわらないほうがよい情報もあります。そうしたインターネットの危険から身を守る力を身につけましょう。
あやしいサイトに出会ったら
むやみにクリックしない
ウェブサイトを見ているとき、リンクをたどっていると、ときに大人向けのサイトやあやしいサイト(アダルト系サイト、出会い系サイト、けん賞サイト、暴力や気分の悪くなるような情報をのせたサイト、い法なサイト、自殺サイトや家出サイトなど・・・)に出会ってしまうことがあります。
もし、そうしたサイトに出会ってしまったら、ブラウザウィンドウの上にある「もどる」ボタンでもどるか、ウィンドウをとじるかしましょう。うっかり画面内のボタンをクリックすると、覚えのない「せい求」をされてしまうこともあります。また、パソコンやブラウザの設定が勝手に書きかえられたり、ウイルスやブラウザに不具合を起こしたりするような仕かけがされることもあります。
また、「無料」や「プレゼント」という言葉でうまくさそって個人情報を聞き出し、必要のないものを買わせようとするサイトもあります。とくに「Yes」ボタン(はい、という意味)や「Enter」ボタン(入る、という意味)を、きちんと確認しないままおさないようにしましょう。個人情報の入力フォームも、よく確かめずに書きこんではいけません。また、「あなたは18才以上いじょうですか?」ときかれる時は、その先に18才未満の人にはふさわしくない情報があるということです。その場合は「いいえ」をクリックするとそのサイトからはなれることができます。
こんなことなったら大変!
- 画像や内容で気分が悪くなる。
- い法サイトで犯罪にまきこまれてしまう。
- 勝手にスパイウェアをインストールされて、個人情報をぬすまれたり、パソコンがこわされたりする。
- 身に覚えのないせい求をされたり、迷わくメールがたくさん来たりするようになる。
キーワードスパイウェア
裏でスパイのように悪さをするソフトのことを「スパイウェア」といいます。スパイウェアは、表では役に立つソフトにみせかけて、裏でこっそりコンピュータの画面に広告を表示させたり、コンピュータの中のデータや個人情報を外へ送ってしまったり、勝手にコンピュータの設定を書きかえたりしてしまいます。無料ソフトやゲームソフトをダウンロードしようとして、スパイウェアをインストールしてしまうこともあります。また、スパイウェアの中には、オンライン・ゲームなどのパスワードをぬすむものもあります。
フィルタリングを活用しよう
「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)」は、このようない法なサイトや子供が見ない方がよいページを自動でブロックしてくれます。フィルタリングをパソコンで利用するには、パソコンに市はんのフィルタリングソフトをインストールする方法や、プロバイダが提供しているフィルタリングサービスに加入する方法などがあります。おうちの人に相談して設定してもらいましょう。フィルタリングをけい帯電話やスマートフォンで利用するには、けい帯電話会社のショップで設定してもらいましょう。
こんなことに注意!
- フィルタリングを利用して、有害情報をブロックしましょう。
- よく確認しないまま、むやみに「Yes」ボタンや「Enter」ボタンをおさない。
- 覚えのないけい約やせい求には、おどしにあわててお金を払ったり、メールに返信したりしないようにしましょう。一人でなやまずに、大人に相談しましょう。