国や県に先駆けた「いじめ防止基本方針」の見直し検討

掲載日：2017年2月17日更新

　一昨日の3日、市長や関係各課職員からなる「いじめ問題対策連絡協議会」と、弁護士や精神科医等からなる「いじめ問題調査委員会」の合同会議に加え、教育委員と市内全小中学校長をオブザーバーとして招聘し、戸田市のいじめの実態や「戸田市いじめ防止基本方針」の見直しの観点など、それぞれの立場から歯に衣着せぬたいへん活発な御協議をいただきました。

　これまでも、戸田市では、「いじめはどの学校でも起きている」という認識をもち、「いじめは絶対に許さない」という強い決意で、各学校を中心に日頃から様々な対策を行っています。また、いじめの防止等に関係する機関及び団体の連携を図るため、「いじめ問題対策連絡協議会」を設置し、市内におけるいじめ問題の現状把握、分析等に関することや、いじめ問題の解決に関し必要な事項について定期的に協議を行っています。昨年度は、全国でも初めての「いじめ重大事態対応訓練」を実施し、万一、いじめによる重大事態が発生したことを想定し、緊迫した設定で関係者及び関係組織が迅速且つ的確に行動できるか訓練も行いました。

　いじめ防止対策推進法の施行から3年以上が経過した昨年11月に、文部科学省は、同法の施行状況に関する議論のとりまとめを発表しました。戸田市では、その議論のとりまとめで明らかになった課題や今後の対応の方向性を参考に、国や県に先駆け、主体的に「戸田市いじめ防止基本方針」を見直すこととしました。この会議でいただいた貴重な御意見をもとにして、スピード感をもって実効性ある方針となるよう改訂作業を進めてまいります。

※会議の様子が、昨日の埼玉新聞にも掲載されています。

会議の様子